ICLができない人の特徴を眼科医の兄ちゃんに聞いてみたら・・

しょうた

ICLって受けられない人がいて、そういう人は「特徴」があるって聞いたんだけど、本当?

目医者の兄ちゃん

そうだね、ICLが適さない人には特徴があるよ。眼の中のスペースが足りない、眼の病気がある、妊娠中や授乳中、一部の全身疾患がある場合は、ICLは適していないんだ。きちんと調べてから手術をしないといけないから、きちんとした病院で手術を受けるようにした方がいいね。


この記事でわかること
  • 目の病気があるひとや、目の状態によっては、ICLが受けられないことがある
  • 適切な手術適応判断がされないと手術は成功しないことがある
  • 実績のある病院で手術を受けることが大事

ICL(眼内コンタクトレンズ)手術は、近視や乱視の矯正に革命をもたらした治療法ですが、すべての人に適しているわけではありません。実はこの手術は、ある特徴を持つ人には適さない可能性があることはご存知でしょうか?

手術を検討する際には、なんとなくレンズを自分の目の中に入れてもらうのではなく、自分の健康状態や眼の状態を正確に把握してもらうことが重要です。そのためには経験豊富なクリニックで十分に相談することがとても大切です。

この記事では、ICL手術が適さない人の特徴について詳しく解説することによって、手術を検討している方々が、自分自身の状況を理解し、ICL手術が自分に適しているかどうかを判断するために参考になれば幸いです!


目次

ICL手術が適さない人の特徴

ICL(眼内コンタクトレンズ)手術は多くの人にとって有効な視力回復手段ですが、状況によっては適応にならない場合があります。以下は、主なICL手術が適さない人の特徴です。

・18歳未満
・妊娠中または授乳中
・目の病気があるひと

年齢制限

ICLの手術は通常、18歳以上の成人が推奨です。これはなぜかというと、理由はシンプルです。
若いとまだ近視が進む可能性があるからです。

目医者の兄ちゃん

せっかく手術を受けたのに、また近視がすすんで見えなくなってコンタクトをつけないといけなくなったら意味ないよね。

妊娠中または授乳中

妊娠中や授乳中の女性は、ホルモンの変化により視力が変動することがあるので、この期間中のICL手術は推奨されません。

目医者の兄ちゃん

出産前だけでなく出産後も子育てが大変なのが現実。注意書きには書いているけど、出産の前後で受診するひとは少ないね。

目の病気が発覚した時

これはほとんど可能性が低いですが、術前の検査でたとえば重症のドライアイや緑内障が見つかったりした場合は、手術をお勧めされないことがあります。病気が原因で目が見えにくい場合は、ICLをしても視力が回復しない可能性があるからです。

角膜の状態

これも手術前の精密検査をしてみないとわからないですが、検査してみるとまれに角膜の状態がわるく、不正乱視といって、メガネやICLでは矯正できない’特殊な乱視’が見つかることがあり、その場合はICLをしても乱視がのこって結局裸眼で生活ができないということになりかねません。そのため、ICLはお勧めできないといわれることもあります。

例外:老眼がある場合

老眼があるからといって、ICLを受けられないわけではありません。でもICLで老眼まで治すことができるわけではないので、事前にしっかり担当の先生と相談したうえで治療を受ける必要があります。ICLと老眼については別記事でまとめていますので、気になった方はみてください。

ICL手術を検討する際の注意点

このようにしっかりと適応を見極めることが必要なICLですが、手術を検討する際にはいくつかの重要な注意点があります。これらの点を理解し、適切な準備をすることで、手術の成功率を高めることができます。

適応検査の重要性

ICL手術の適応検査には、視力測定、眼圧測定、角膜の形状の測定や眼底検査など、様々な眼科検査が含まれます。 これらの検査により、その人個人の眼の状態がしっかりと確認され、手術が安全にできるか、きちんと術後視力回復できるか、ということを確認します。

目医者の兄ちゃん

今はほとんどないと思うけど、検査した日に「じゃあそのまま手術しましょう」という病院はあまりおすすめできないかな。。

信頼できる医師としっかり相談する

もちろん手術ですので、治療をうけるか検討する際には、経験豊富な眼科医と十分に相談することが重要です。信頼できると思った先生から、手術のリスク、期待できる結果、必要なアフターケアについて詳しく聞いて、納得の上治療を受けるようにしましょう。また、疑問に思ったことや懸念に対しては、気兼ねなく、先生に相談するようにしましょう。

しょうた

しっかり話をして手術を決めたほうがいいってことだね!逆にちょっと話しにくいかな‥という先生とはやめといたほうがよさそうだね!

まとめ

ICL手術は、多くの人にとって視力矯正の有効な選択肢ですが、すべての人に適しているわけではありません。手術を検討する際には、自分の眼の状態や全体的な健康状態を考慮し、適応検査の結果や医師のアドバイスに基づいて判断することが重要です。

そのためICL手術だけでなく、眼科全般に精通している医師、クリニックによる診察を受けることは、適切な治療法を見つける上で不可欠です。MEISHA mediaでは、しっかりと目の病気にも精通しているおすすめの眼科クリニックを紹介しています。 もちろん、通いやすさや費用面などいろいろ検討してご自身で治療を受けるクリニックを探してもらうのが一番いいですが、探すのが大変、そんな時間がないという人は参考にしていただければと思います。

ICL手術は、基本的には視力を回復させる素晴らしい手術ですが、自分に最適な治療法を見つけるためには、適切な情報と専門的なアドバイスが不可欠です。MEISHA mediaがお勧めするクリニックで、あなたに最適な視力矯正の道を見つけてくだされば幸いです!ここまで読んでいただきありがとうございました。目が悪くて困っている人が安全で裸眼で生活できますように!

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この記事を書いた人

MEISHA Mediaは、小学生の頃からの近視と乱視に悩む弟が、SNSでみた視力回復トレーニングで成果が得られず、兄である眼科医のわたしに相談をしてきたことから始まりました。日頃、手術で視力を取り戻す人々を見てきた私は、弟だけでなく、他の人たちも同じような人がいるかもしれないと思い、医学的に正しい方法を伝えるためにこのサイトを立ち上げました。私たちの経験を活かし、眼科医監修のたしかな医療情報と、信頼できる眼科クリニックを選ぶサポートができることを目指しています。

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