兄ちゃん、最近話題のICLだけど、これってデメリットってないの?
ICLはすごく評判がいいけど、もちろんデメリットやリスクはあるよ。どんな手術にも利点と欠点があるから、ICLを検討する場合はこれらをよく理解しておくことが大切だよ。
ICL(眼内コンタクトレンズ)は、近視や乱視の治療において革命的な進歩をもたらした治療法として、多くの患者さんに選ばれています。ICLは、特に強度の近視や角膜が薄い人々にとって、レーシックが適用できない場合の救世主となっています。
しかし、どんな先進的な医療技術にも、考慮すべきデメリットやリスクが存在します。ICL手術も例外ではありません。
この記事では、ICLのデメリットに焦点を当て、患者さんが手術を検討する際に知っておくべき重要な情報を詳細に提供します。手術を検討している人が、正しい情報に基づい治療を検討していもらえれば幸いです。それではお願いします。
- 夜間の見え方に変化がでることがある(ハロー・グレア)
- 一番大きいデメリットは、やはり金額
- 基本的には安全な手術であるが、まれに目に合併症が生じることがあるため、信頼できる病院で手術を受けることをおすすめします
- 手術を受けた人たちの体験談を聞いて、実際にデメリットをどう感じるかを知ることができる
この記事は、眼科医歴約10年の兄ちゃんと、その弟の会話をもとに作成しています。
ICLとは
ICL(眼内コンタクトレンズ)は、近視や乱視などを治療する革新的な眼内レンズです。この治療法が登場したおかげで、近視が強かったり、角膜が薄いという理由でレーシックなどがうけられなかったひとも治療可能になりました。
治療法
- 手術で目の中にレンズいれて治療する
- 手術時間は20分程度で、局所麻酔で手術可能
- レンズは必要に応じて取り出すことが可能
ICLは、眼の内部、具体的には虹彩の後ろと水晶体の前に挿入される特殊なレンズです。このレンズは、眼の自然な構造を保ちながら、目の中にレンズをいれることにより、視力を改善するものです。ICLは、ながく目の中に入ることを予定して設計されていますが、必要に応じて取り外すことも可能です。
ICLの特徴
ICLはレーシックにはなかった特徴があります。レーシックは一度削ってしまうと元に戻せないという特徴がありましたが、ICLは目の中にレンズを入れる手術なので、取り出すことが可能です。元に戻すことができますし、もし違う治療法を試したいというときはレンズを取り出して、また新たな治療法を選択することができます。またレンズを入れる治療なので、その製造範囲も広く、近視が強い人でも対応可能なことが多いです。また目に優しい素材を使用しているので、長期に目の中に入っていても問題ないとされています。
ICLのデメリット
さて本題に入ります。レーシックと比べてみてもICL手術は多くの利点を提供しますが、手術を受けるのであれば知っておくべきいくつかの重要なデメリットもあります。これらのデメリットを理解することは、手術を受けるかどうかの決定においてとても重要です。
- 高額な治療費
- 手術の準備と待機時間
- ハローグレアのリスク
- 感染症のリスク
- 角膜内皮細胞減少のリスク
- 白内障や緑内障のリスク etc・・・
高額な治療費
ICL手術は自由診療になるため、手術にかかる費用が高額になります。平均的な治療費は「両眼45.1万円~66万円」です。これには手術費用の他に、必要な検査やフォローアップの費用も含まれる場合が多いです。治療費は高いですが、コンタクトレンズを使い続けるよりも長い目で見ると安いです。ただ、一気にこういった金額を払うのは大変ですし、財布の事情とよく相談してください。
手術の準備と待機期間
ICLのレンズは『オーダーメイド』なので、時間がかかります
ICLで使用するレンズは患者さんの眼に合わせてサイズと度数を決定し、オーダーメイドされるため、手術の準備には時間がかかることがあります。レンズの製造と配送には数週間から数ヶ月かかることがあり、待機期間が長くなることを意味します。受けると決めたらすぐに治療を受けたい気持ちもわかりますが、ここは待つ必要があります。
ハロー・グレアのリスク
ハローグレアというのは、光の周りにボヤっとした光の輪郭がみえたり、光がまぶしく感じる現象
ICL手術後には、一部の患者がハローやグレアといった視覚的な現象を経験することがあります。これは、特に夜間や暗い環境で、光が眩しく感じられたり、光源の周りに光の輪が見えたりする現象です。多くの場合、これらの症状は時間とともに減少または消失しますが、一部の患者さんにとっては長期的な問題となる可能性があります。
感染症のリスク
起こる可能性は極めて低いですが、感染を起こすと大変なことになるので、注意が必要
ICL手術は眼内手術(目の中を操作する手術)であるため、感染症のリスクが伴います。手術中は徹底した感染対策のもと行われていますが、それにもまして手術後の適切なケアが重要です。感染症は稀ですが、発生した場合は重大な合併症を引き起こす可能性があり、迅速な治療が必要です。
角膜内皮細胞の減少
長期的な観点からは、ICL手術が角膜内皮細胞に影響を与える可能性があります。角膜内皮細胞は、角膜の透明性を維持するために重要ですが、これらの細胞は再生能力が限られており、手術による損傷は永続的な影響を及ぼす可能性があります。
白内障や緑内障のリスク
挿入したレンズと水晶体との距離が狭い場合、白内障のリスクを高める可能性があります。また、最近のホールICLではほとんどありませんが、眼圧が高くなり緑内障になる可能性もあります。これらのリスクは、手術前の詳細な検査と適切な手術技術によって最小限に抑えられますが、完全に排除することはできません。
デメリットを極力減らすためにすること
デメリットやリスクをできる限り減らしたいんだけど、いい方法ある?
ICL手術のデメリットやリスクを最小限に抑えるためには、いくつかの重要なステップがあるよ。
手術前の徹底した検査とカウンセリングの重要性
術前検査は本当に本当に重要です!病院によってはより精度をあげるため、何度か検査をする場合もあります。
ICLは、患者さんの眼の状態によって異なる結果をもたらす可能性があります。したがって、手術前の徹底した眼科検査とカウンセリングは非常に重要です。これには、眼の健康状態、視力、角膜の形状、眼内などの詳細な評価が含まれます。これらの検査結果から、適切な眼内レンズの選択、また潜在的なリスクを特定するのに役立ちます。
適切なクリニックと医師の選択
ICL手術の成功のカギは、選択するクリニックに大きく依存するといっても過言ではありません!
経験豊富で信頼できる眼科医による手術は、合併症のリスクを最小限に抑え、手術後の視力の質を最大化する可能性があります。ぜひ病院やドクターの資格や経験などを参考にしましょう。また、クリニックが最新の技術を使用し、術後のケアとサポートを提供しているかどうかも重要な要素です。MEISHA Mediaでもおすすめのクリニックをいくつか紹介させていただきます!
自分にとっての費用対効果を確かめる
ICL手術は自分への高額な投資ともいえます。そのため、手術の費用と得られる利益を慎重に比較検討する必要があります。手術のコストには、手術費用の他に、必要な前後の検査、フォローアップの診察、および潜在的な合併症の治療に関連する費用が含まれているかどうかをしっかりと確認することが重要です。また自分の今の経済状況ともよく相談して、無理のない範囲で治療を受けるようにしましょう。
治療を受けた方の経験談
やっぱりデメリットを聞くと、不安になるなあ。
そうなって当然だよ。ただ、どれも起こる可能性はとても低いんだけどね。そういう時は実際に受けた人たちの声を参考にするといいよ!実際の僕の患者さんの声をお届けするね!
ICL手術を受けた患者さんの声と経験談は、手術を検討している人々にとって非常に貴重な情報源です。実際の患者さんが手術前後に経験したことを共有することで、手術について現実的により深く理解することができます。
まとめ
デメリットを理解したうえで、いい病院で手術を受けることがBest!
MEISHA mediaおすすめのクリニックも参考に!
ここまで読んでいただきありがとうございました。 手術前にデメリットを理解しておくことが大事。でも誰しもが、手術を受ける前は不安がたくさんあり、それを乗り越えて、快適な裸眼生活があります。ぜひ実際に手術を受けた人たちの声を参考にして手術を決めてください!どこでうけるのがおすすめかを知りたいときは眼科医から見たICLのおすすめ病院を掲載しているので、参考にしてみてください。視力回復を望む人みんなが、快適な裸眼生活を送れますように!
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