安価なカラコンの隠れた危険 眼科医が解説

「カラコンしてるけど、眼科は行ったことがない、雑貨屋さんのではなんでダメなの?」
「できる限り安くてかわいいやつを買うようにしてます」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

目医者の兄ちゃん

はじめまして。
私はこのブログを運営している目医者の兄ちゃんと申します。

みなさんはカラコンをするときに眼科を受診して、正しいコンタクトの取り扱い方法を知っていますか?

目は悪くないし、受診したことないけど、
カラコンはファッションだから気にせずやってるよ~

というひとも多いのではないでしょうか。

実は、質の悪いカラコンをしていると、目が病気になったり、最悪の場合失明する可能性だってあります。

そこで今回は

(市販のカラコンの正体)

について解説していきます。

それではよろしくお願いします。

目次

レンズの表面に金属が露出している

「なんで雑貨屋さんのカラコンはダメなんですか?」とよく聞かれます。

すべてのカラコンにいえることではないのですが、
中には粗悪な商品も混じっていて、そういうカラコンは
レンズの表面に加工した金属が露出しています。

そのレンズを目につけるということは、極端な話、
目の中にずっと金属が入っていることとかわらないことになります。

もちろん目が痛くなることは簡単に想像できますよね。

じゃあ、自分の目で確認すれば、金属が表面に出ているかどうかというと、
小さすぎて、見てもわからないので、表面に金属がついてるかどうかはわかりません。

そのため、やみくもに安価なカラコンを付けることはおすすめしません。

目にキズがついたり、感染して、最悪の場合失明する可能性がある

さきほど、カラコンの表面に金属が露出しているとお話ししました。
目の中に金属が入っているのと同じなので、とても目が痛くなります。

痛いだけだったら我慢すればいいや・・

とだけは絶対に考えないでください!!

キズからばい菌が入り込んでしまい、重篤な感染症を起こす可能性があります!!

角膜に感染を起こすと、非常にやっかいです。

まぶしさが後遺症として残ってしまったり、治療が遅れてしまうと視力障碍が残ってしまったり、最悪の場合失明する可能性だってゼロではありません。
(後遺症というのは治療しても治らないことを言います。失ったら取り返しがつかないことになります)

眼科では安全なカラコンが売っている

みなさんは

『眼科でもカラコンを売っている』

ということをご存じでしょうか。

カラコンはひと昔前であれば、眼科の先生は「絶対ダメ!!」という先生も多かったですが、最近は性能がよいカラコンも出てきていて、眼科で取り扱いがある施設も多いです。

どうせするんだったら、眼科で診てもらいながら
安全なカラコンをするほうが目の健康にとっていいと思います!

さいごに

ここまで、市販のカラコンの正体について解説してきました。

すべてではないですが、粗悪なものもあり、
コンタクトレンズの表面に金属がついていて、目にキズがついてバイ菌感染を起こし、
最悪の場合失明・・なんてこともゼロではありません。

ぜひ、眼科で安全なカラコンをもらうようにしてください!

皆さんの周りにいないとしても、市販のカラコンで痛い目にあっている人は実は世の中にはとても多い・・!ということを一人でも多くの人に知ってもらいたいです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

MEISHA Mediaは、小学生の頃からの近視と乱視に悩む弟が、SNSでみた視力回復トレーニングで成果が得られず、兄である眼科医のわたしに相談をしてきたことから始まりました。日頃、手術で視力を取り戻す人々を見てきた私は、弟だけでなく、他の人たちも同じような人がいるかもしれないと思い、医学的に正しい方法を伝えるためにこのサイトを立ち上げました。私たちの経験を活かし、眼科医監修のたしかな医療情報と、信頼できる眼科クリニックを選ぶサポートができることを目指しています。

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