「やばい!コンタクトつけたまま寝たらコンタクトがなくなってる!」
「コンタクトが目の裏に行ってしまったかも💦」
この記事はこんな風に焦っている方へ向けて書いています。
はじめまして。
私はこのブログを運営している目医者の兄ちゃんと申します。
先生!!緊急事態です!!コンタクトが目の裏に行ってしまったかもしれないのです!このままじゃ失明するかもしれません!早くとってください!!
と、先日血相変えて受診にきたかたがおられました。
そのかたはまぶたの裏にコンタクトが挟まっていましたが、無事にとることができました。
みなさんは
‘コンタクトは使い方を間違えたら、目の裏にいって取れなくなって失明するから危険だよ’
というような都市伝説みたいな話を聞いたことがありますか?
わたしは中学生のころ聞いたことがあり、
“コンタクトはやばいんだな~” と思った記憶があります。
ただ、これは嘘で、都市伝説です。
そこで今回この記事では
〈コンタクトが目の裏に行って失明するという話は本当か?〉
について解説したいと思います。
それではまいります。
目の裏にいくことは絶対にない!
最初に都市伝説が本当か?に対する答えですが、
『目の裏にいくことは絶対にない!』
です。
これはコンタクトに限らず、目に入ったゴミなども含めて、
何かが眼球の裏にいくことはありません。
ましてや、失明なんてありえません。
もしかすると、コンタクトをきちんと使ってもらうように誰かがついた
優しい嘘が始まりなのかもしれませんね。
目の構造上、裏に回るのは不可能
ちなみになぜ目の裏に回ることは絶対にないかというと
『眼球の構造上、裏に行くことができない仕組み』
になっているからなんです。
上の写真のように上まぶたと下まぶたの奥は途中で行き止まりになっているので、
裏には行けないようになっています。
眼科でないとドクターでも意外と知らない先生もいるので、知っているお得な豆知識ですね!
さいごに
ここまで、コンタクトが目の裏にいって失明するのは本当か?について解説してきました。
目の裏に行くことはないので、コンタクトが目からなくなってしまっていても
「やばい!目の裏にいってしまった!」と心配はしなくて大丈夫です。
ただ、上まぶたのところに挟まってしまって、なかなかごろごろ感がなくならないという場合もあるので、眼科でみてもらってくださいね!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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