それスマホ老眼かも!?出てくる症状を眼科医が徹底解説

「スマホ老眼になったらどうなるの?」
「そもそも老眼って何?」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

目医者の兄ちゃん

はじめまして。
私はこのブログを運営している目医者の兄ちゃんと申します。

目の使いすぎのせいか、最近よく目がかすむんです・・

という方が最近、特に若い人で増えているように思います。

詳しく症状を聞いて、診察してみると

これは、スマホ老眼の症状ですね。

というかたもおられます。

『スマホ老眼』

最近ニュースなどで耳にしたこともあるかもしれませんが、
実際にどういう症状がでてくるか、については知らない方が多いと思います。

そこで今回この記事では

〈スマホ老眼の症状〉

について解説したいと思います。

それではまいります。

目次

急に近くのものが見えにくくなる

スマホ老眼になった時に出てくる症状のひとつめは、

『急に近くのものが見えにくくなる』

という症状です。

スマホを長時間さわっていると、自分でピントを調節する(調節力)が弱くなります。
すると、近くのものをみたときにぼやけて見えます。

この症状はまさに老眼と同じです。

老眼は40歳を超えたあたりから出てくる症状にもかかわらず、
10代や20代で出てくるので、

老眼と同じ症状だけど、老眼とは違う・・

ということで『スマホ老眼』という名前がついています。

近くを見た後、遠くを見るとぼやける

ふたつめは、さっきと逆で、

『近くを見た後に、ふと遠くをみると、ピントがあわなくてぼやけて見える』

という症状です。

これもスマホを長時間触っている影響で
自分の力でピントを調節できないことが原因です。

要するに、今見ているところから別のところを見たときにピントが合わなくてぼやけてしまう症状

ということになります。

目の奥がいたい

3つめは、

『目の奥や眉間がいたくなる』症状です。

これは主に眼精疲労からくる症状ですが、自分でピントを合わせる力が弱ってるのに、
なんとか自分で見ようとして無理してピントを調節しようと頑張ってしまうがゆえに
出てくる症状です。

ピントを調節するとき、目の中の筋肉が働きます。
その筋肉を酷使して筋肉痛になったのが眼精疲労、というイメージです。

眼精疲労からくる頭痛はかなりつらいです。

さいごに

ここまで、スマホ老眼の症状について解説してきました。

まとめると、老眼の症状である、急に近くのものが見えにくくなるという症状や、近くから遠くのものを見たときにぼやける、目の奥が痛くなる、といった症状がでてきます。

いくつか症状があてはまった人はいますか?

場合によっては目薬だったり、コンタクトで治療することが必要になることもありますので、
これスマホ老眼かも?という症状がでてきたらぜひ眼科を受診してくださいね。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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この記事を書いた人

MEISHA Mediaは、小学生の頃からの近視と乱視に悩む弟が、SNSでみた視力回復トレーニングで成果が得られず、兄である眼科医のわたしに相談をしてきたことから始まりました。日頃、手術で視力を取り戻す人々を見てきた私は、弟だけでなく、他の人たちも同じような人がいるかもしれないと思い、医学的に正しい方法を伝えるためにこのサイトを立ち上げました。私たちの経験を活かし、眼科医監修のたしかな医療情報と、信頼できる眼科クリニックを選ぶサポートができることを目指しています。

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