「スマホし過ぎで斜視が悪化するの!?」
「斜視が悪くならないようなスマホの使い方を知りたい!」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
はじめまして。
私はこのブログを運営している目医者の兄ちゃんと申します。
先日外来でこのような質問がありました。
うちの子、斜視があるんですが、
スマホばっかりしてたら目に良くないですよね?
なにか注意することありますか?
斜視がないお子さんでもスマホのし過ぎで斜視になることがあるくらいなので、
もともと斜視のお子さんはスマホやタブレットの使い方によっては
斜視が悪化する可能性がいわれています。
(「スマホ斜視」という言葉があるくらいです、気になった方は、こちらを参考にしてください!)
そこで今回この記事では
〈斜視が悪化するスマホの使い方〉
について解説したいと思います。
それではまいります。
目との距離が近い(30cm)
ひとつめは、『目とスマホの距離が近い(30cm)』です。
とある日本の眼科チームの研究で
スマホやタブレットと目の距離が30cm以下に近づくと、
斜視の症状が悪化したと報告されています。
特にお子さんは気が付けば、どんどん画面を顔に近づけて
スマホをみていることが多いです。
スマホを見せること自体は何も悪くないと思いますが、
適宜、ちゃんと顔を離してみているかチェックするといいかもしれません。
もちろん自分がスマホを見るときも、
どれくらい距離を離してみているかチェックしてみてもいいかもしれません。
寝ころんで使う
また先ほどの研究で
「寝転がって(うつぶせで)スマホをしていることも斜視が悪化する原因の一つ」
という結果がでています。
じゃあ、仰向きだったら大丈夫なの?
というかたもおられると思いますが、
そういうわけではないので注意してください。
いずれにしても寝る前にベッドで寝転がってスマホを触りながら寝落ち・・というのはやめたほうがいいのかもしれません。
スマホなどの使用時間が長い
最後は
『スマホやタブレットなどの使用時間が長い』ことが
斜視の悪化の要因の一つです。
当たり前のように思うかもしれませんが、
やはり、1日のスマホ平均時間や最大使用時間が長くなればなるほど、
リスクは上がっていきます。
たしかにスマホやタブレットは楽しい!
だからこそ使用時間はほどほどにね!
さいごに
ここまで、斜視が悪化するスマホの使い方について解説してきました。
まとめると、
あまりに長い時間や、寝たまま、近い距離ですると斜視が悪化するので、やめるようにしたほうがいい
と考えられます。
もともと斜視で通院している方は、一生懸命治療に取り組んでおられると思います。
しかし、紹介したようなスマホやタブレットの使い方をしていると思わぬ悪化を招く恐れがありますし、
治療している病院の先生も、みなさんの家でのスマホの使い方まで把握するのは難しいと思いますので
まさか、悪くなっている原因がスマホの使い方だなんて・・
ということにもなりえますので、ぜひ注意してくださいね!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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