「スマホし過ぎで斜視が悪化するの!?」
「スマホ斜視になったら、手術しないといけない!?」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
はじめまして。
私はこのブログを運営している目医者の兄ちゃんと申します。
これまで「スマホ斜視になったらどうなるのか?」や「スマホ斜視になりやすいひとの特徴」などについて説明してきました。
気になった方はぜひ見てみてください。
すると、先日
もしスマホ斜視になったら、手術とかしないといけないのですか?
というご質問をいただきました。
スマホ斜視にならないことに越したことはありませんが、
もし仮になったらどうなるの・・?と心配な方もおられると思います。
そこで今回この記事では
〈スマホ斜視になったらどんな治療をするか〉
について解説したいと思います。
それではまいります。
スマホを使わないようにする
まずは、『スマホを使わないように』生活指導を行います。
スマホで悪くなってるんだから、やめるのなんて当たり前じゃん・・!
と感じた方も多いと思いますが、これだけでも症状が改善することがありますので
とても大事なんです。
目薬で治療
「スマホをやめてもなかなか症状が改善しない」という場合は、
調節麻痺剤という目のピント調節にかかわるところをわざと麻痺させる目薬をつかって治療します。
病院で処方箋が必要な薬です。薬局には売ってません。
この目薬をすると、
ピントが合いにくくなったり、まぶしさを感じたり
人によっては、頭痛や発熱することもあるので、
病院に通院しながら点眼をすることになります。
特殊なメガネ
(変わった形のメガネをしている人のイラスト)
『プリズムメガネ』という特殊なメガネを使うこともあります。
このメガネは斜視でものが二つに見えるひとに
ダブった見え方をすこしでも減らすことを目標に作ります。
手術
スマホをやめたり、目薬をしたり、メガネを作ってみたり・・
いろいろしてもなかなか治らない場合は
斜視の手術も選択肢の一つになってきます。
手術をするかどうかは、慎重な判断が必要になるので
診察していきなり、「じゃあ、これは手術ですね」といわれることは一般的にありません。
さいごに
ここまで、スマホ斜視の治療について解説してきました。
まとめると、
まずはスマホをやめて、そのうえで目薬をしたり、メガネを作ってみたり、それでもだめなら手術、などの治療法があります。
どれが絶対に正解というものはなく、
担当の先生に目の状態を診てもらいながら治療方針を決めてもらうのが一番です!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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