【眼科医が教える】スマホしすぎは目にわるい?出てくる症状を解説

「スマホしすぎると目にわるいの?」
「どんな症状がでてくるか知っておきたい」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

目医者の兄ちゃん

はじめまして。
私はこのブログを運営している目医者の兄ちゃんと申します。

みささんも、なんとなくスマホやパソコンを長時間すると
目に悪そうだな・・と感じていると思いますが、
具体的に

「どんな症状がでてくるか?」

については知らない方も多いのではないでしょうか。

実は、目以外にも症状が出てくることがあります。

最近はどうしてもスマホやタブレット、パソコンを使う時間が多くなってしまいます。
このように言ってるわたしも、休みの日は
YoutubeやNetflix, インスタ、TikTokなどいろいろみるので、
長時間スマホをみて、目の調子が悪くなることもよくあります

(けど楽しいから仕方ない・・!)

そこで、今回この記事では

〈スマホし過ぎで出てくる症状〉

について説明したいと思います。

目次

頭痛・眼精疲労

「スマホ3,4時間もしてたら、なんだか目の奥が痛くなってきた。」
みなさんもこのような経験はないでしょうか?

スマホし過ぎで一番多いのが、この頭痛・眼精疲労です。

症状として最も多いのが

  • 眉間(まゆ毛とまゆ毛の間のところ)や目の奥が痛い
  • 頭痛がする

というものになります。

スマホに限らず本を読んだり、勉強しすぎたりなど、
近くのものを長時間見たときに、この症状は出てきます。

たまに目薬で治らないですか?と聞かれることもありますが、
目を休めたり、寝たりして休むのが一番の解決策だと思います。

この目薬をしたら眼精疲労が起きないから、何時間でもスマホやタブレット触れるぜ!という薬は存在しません。ほどほどにして休憩するのが一番です。

目の乾燥・違和感(スマホドライアイ)

「スマホ長時間していると、なんだか目がかわいたり、ごろごろしたりするんだよな・・」
こういう風に思ったことがある人は多いのではないでしょうか?

意外かもしれませんが、スマホし過ぎで目の乾燥感や違和感を感じる
ドライアイになることもあります。

このようにスマホしすぎでドライアイになることを「スマホドライアイ」といいます。
(そのままですが・・)

ドライアイには目がかわく感じ以外にもいろいろな症状がでてくるので、
別記事にまとめています。気になった方はぜひ参考にしてください!

もしコロコロしたり乾燥するなと感じたら、一回休憩しよう!
という体からのサインですね。

視力低下・目のかすみ(スマホ老眼)

「最近、視力が下がった気がする・・」といって受診される若い人が増えています。
実際に視力検査をしてみると、視力は1,5でていて問題ないことが多いのですが、

しょうた

視力はいいけど、なんだか最近みえにくいんですよ

とおっしゃる方が多くなっている印象です。

やはりお聞きしてみると、デスクワークでかなり長い時間集中してパソコン画面をみていたり、休みの日はずっとスマホをみていたりしている方が多いです。

また最近話題の「スマホ老眼」になることもあります。

これは若いのに老眼のような症状がでてくる目の状態ですが、
ピントが合わせにくくなって遠くが見にくくなる症状が特徴的です。

見え方がおかしいな、と思ったら一度目を休めるようにしましょう。

首や肩こり

「最近肩こりがひどい・・、年かなあ」
と思っている方!

たしかに、年齢もあるかもしれませんが、
実は、眼精疲労が出てくると首や肩こりの症状も出てきます。

眼精疲労で受診された方を診察していると

肩こりとか、ひどくないですか?

そうなんです。最近整体に通い始めたんですよ~
・・・え!?なんでわかったんですか!?

ということが、しばしばあります。

もちろんすべてが眼精疲労からくるわけではないですが、スマホを触る時間を減らしてみると少し症状が改善するかもしれないので、試してみてください。

さいごに

ここまで、スマホをし過ぎで出てくる目の症状、について解説してきました。

まとめると、頭痛・眼精疲労、目の乾燥・違和感、視力低下・目のかすみ、首や肩こりなどが出てきます。

もちろんこれらすべての状態が、スマホだけが原因となるわけではないので
なにか目の症状がある場合は、病気が隠れていないか診察でチェックしてもらったほうがいいと思いますので眼科を受診していただくことをお勧めします!

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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この記事を書いた人

MEISHA Mediaは、小学生の頃からの近視と乱視に悩む弟が、SNSでみた視力回復トレーニングで成果が得られず、兄である眼科医のわたしに相談をしてきたことから始まりました。日頃、手術で視力を取り戻す人々を見てきた私は、弟だけでなく、他の人たちも同じような人がいるかもしれないと思い、医学的に正しい方法を伝えるためにこのサイトを立ち上げました。私たちの経験を活かし、眼科医監修のたしかな医療情報と、信頼できる眼科クリニックを選ぶサポートができることを目指しています。

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